私たちは何を見ているのでしょうか。
何を見ようとしているのでしょうか。
本当に何が見えているのでしょうか。

私は写真でそのようなことを表現したいと思いました。

そして2013年に試行錯誤の末
ディープフォーカスでもなくアウトフォーカスでもない
第3のフォーカス『The Third Focus』を
画像加工に頼らずにフィルムカメラでつくり出しました。


見えているはずの場所が見えず
見えていないはずの場所が見えている状態。
それはこころの中の光景なのかもしれません。


昼間の光と夜の光がせめぎあう「逢う魔が時」に
レンジファインダーの中判カメラで撮影しています。
レンジファインダー機では、ファインダーを通して私の見ている光景と
レンズを通してフィルムに焼き付けられる光景は同一ではありません。
脳内イメージと街の気配と何かが起こりそうな予感に対して
緊張感を持ってシャッターを切っています。


写っているモノたちは現実でありながら現実でもなく
過去のようでありながら実は未来なのかもしれません。

このWebsiteには2013年より撮影している写真の一部を抜粋して掲載しています。

The Third Focus

What are you seeing? What are you looking at? Can you really see anything?
In 2013, after many yearsユ effort trying to express how we see our world, I
ended up inventing メthe third focus.モ Neither deep focus nor soft focus, it is
achieved by using film camera without giving any retouches to the results.
This original way of focusing creates such bizarre images in which the areas
which should be visible are blurred and those which shouldnユt be visible are
revealed. These are just like inner landscapes of humans.
For this series of works, I always take pictures using my medium-format
rangefinder camera in the gloaming, when daylight and twilight mingle.
The images shown through the viewfinder of my rangefinder camera are not
exactly what will be recorded on film. Possessing these visual images and
expecting the unexpected, I keenly press the shutter to capture the spirits of
the streets.